IT系フリーランスはスタートアップに参加するのがベター？コンサルタントが解説！

all or nothing or something good

単純に考えれば、会社員であれば会社が雇ってくれる限りは収入がありますが、フリーランスになれば自分で仕事を受注しない限り無収入です。確かに一昔前であれば、このようなall or nothingという環境であったかもしれませんが、最近は元気なベンチャー企業が新規サービス事業を立ち上げていたり、新規アプリを開発したりと小さいながらも個性的な芽が出始めています。そしてこのようなスタートアップにフリーランスとして関わるというsomething goodな選択肢もあるのです。スタートアップには正規雇用で社員にそれなりの給料を支払う余裕が無いことが少なくありませんが、一方の起業したばかりで仕事の無いフリーランスにとってはある程度決まった収入が見込めるという有難い条件を呑む用意があります。そこでお互いに満足な選択に至るためには、そもそも出会いが無ければなりません。共にIT業界ということで知り合いの紹介やスタートアップのイベントなど、情報を掴もうと捜していれば網に引っ掛かって来るものです。そして出会った中から更に絞り込むためには、自分の興味あるサービスや魅かれる経営者、あるいはシードやアーリーステージなど、自分にとって大切にしたい点をはっきりさせておく必要があります。

小さく生んで大きく育てる

ただしフリーランスと言ってもスタートアップでの働き方としては、いわば派遣社員のような常駐あるいは半常駐のような形でコミュニケーションを密に取りながら一緒に完成させて行くというスタイルが主流です。もっとも最近はどこの開発現場でも、小さく生んで大きく育てるというように、育てる過程で修正を繰り返しながら仕上げて行くスタイルに変わりつつあります。その中でフリーランスとしての、仕事を切り出して予算を組み、製作、納品するというオーソドックスなスタイルがそぐわない面があります。

鉄は熱いうちに打て

しかしスタートアップには固まりきらない受容力の高さという魅力的な一面もあります。大企業であればよそ者扱いされがちなフリーランスであっても、スタートアップでは完全な仲間として歓迎されます。お互いに刺激を受けながら吸収できるものも、自分の意識次第で会社員とは比べ物にならないほど大きくなり得ます。会社員を辞めて起業したばかりのフリーランスにとっては、願ってもない関係を結ぶチャンスになるかもしれません。