ITコンサルタントが語る、価値のあるフリーランスエンジニアとは？

技術力を磨きアピールする

多くのエンジニアが面接で口にする言葉のひとつに「○○に興味があります」というものがあります。ただし実際にその○○を学ぼうとする人は、全体の1割程度にしかならないそうです。しかしエンジニアとして他との差別化を目指すのならば、口だけで終わらせるのではなく実際に行動に移す必要があります。関心のある技術について実際に学び、技術力を高めるのです。
さらにその結果を発表するということも重要です。現代社会ではインターネットの力を借りて、自分の勉強の成果を発信することは容易です。「GitHub」を使う、「Mashup Awards」等に出品して受賞を目指すといったことで、あなたが作ったものを世界に発信してみましょう。例え自分では大したことがないものだと考えていたとしても、その行動の結果次第では認めてくれる人が現れるものです。
また、勉強会やコミュニティには積極的に参加しましょう。技術力を磨くことができることはもちろん、幅広い人脈を得ることができます。

知識だけでなく考える力を身につける

エンジニアとしての価値というと、幅広い知識があることと考えがちかもしれません。しかしただの知識ならば、わからないことがあれば知っている人に聞くなり調べるなりすれば良いこと。それは誰でもできることで、あなたに固有の価値とはなりません。
それよりも重要なことは、考えるクセをつけるということです。例えば何かしらのプログラムを書いてエラーが起きた。そのときに、じゃあこれはどうして起きたのだろうか？どこで間違えてしまったんだろうか？これにどの程度の時間をつかったんだろうか？と考えられる力が必要なのです。問題とその解決方法は日常生活の中にも転がっています。それを如何にして見つけ出し、解決するかということで日々磨かれる力だと言えるでしょう。
また近年は様々な技術の発達で、システムの開発自体は楽になっています。しかしそうして開発自体が誰にでもできる仕事になってしまえば、他人と差がつくのは思考力だけです。技術の発達に付随する楽さに甘えず、常に危機感を持って動いていくことが必要なのです。